Ishare Investor Survey 2026 Q2
四半期定点調査公開日:2026.10.15

Ishare Investor Survey 2026 Q2

投資判断は、どこで止まるのか

— 開示の量は足りている。足りないのは、「いま買う理由」。

国内上場株式の個別銘柄を保有し、自ら銘柄を選択している個人投資家1,094名を対象に、四半期ごとの定点で投資判断の形成過程を調査しました。

今回の特集テーマは「投資判断は、どこで止まるのか」です。

調査期間
2026.08.24 – 08.26
有効回答数
1,094名
調査方法
インターネット調査/非確率標本
設問数
20問共通設問17問、特設質問3問
レポートPDF をダウンロード
Q18

情報が足りず、投資判断を
先送り/見送りしたことがあるか

43.5%

直近3か月に1回以上あったと回答

ベース:全体 n=1,094

Q18×Q11

自分で業績を予想する層の場合、
情報が足りず先送り/見送りした経験は

74.0%

直近3ヵ月に1回以上「あった」と回答

ベース:自分で予想する層 n=384

Q20

「いま買う理由が分からない」から、
投資判断を見送った投資家の割合は

25.0%

「良い会社だが、いま買う理由が分からない」

ベース:見送り経験者 n=476

Q19

見送った1社の時価総額規模は、
1,000億円未満が

73.8%

1,000億円未満と回答した合計(規模を認識できた回答を母集団とした割合)

ベース:規模を回答した見送り経験者 n=347

各カードは「どの設問の、どの回答を、どの母数で数えたか」を明記しています。〔Q18×Q11〕はQ18の回答をQ11の分類別に集計したもの。構成比は小数第2位を四捨五入。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

EXECUTIVE SUMMARY

投資機会は、最も熱心な投資家との間で失われている

本レポートは、日本株の個別銘柄に投資している個人投資家1,094人を対象とした四半期定点調査の結果です。読者として、個別銘柄への投資判断を自ら行っている個人投資家と、上場企業のIR・経営企画のご担当者の双方を想定しています。また、2026 Q2調査では、成立した投資ではなく成立しなかった投資の背景分析を重視しました。買われた理由よりも、買われなかった理由のほうが、投資家・発行体の双方にとって改善の余地を正確に示すと考えたためです。

第一に

情報が足りずに投資判断が成立しない局面は、関心の薄い層ではなく、最も熱心に企業を調べている層で起きている

直近3か月に「情報が十分に得られず、判断を先送りしたり見送ったりした」経験を持つ人は全体の43.5%でした。ところが自分で業績を予想する層に限れば74.0%、Excelなどで詳細なモデルを作る層では83.8%に達します。逆に定量的な予想をしない層は20.4%にとどまります。見送りは、調べなかった結果ではなく、調べ抜いた末に到達した結論です。

第二に

投資家が手を止める場所は「情報の量」ではない

見送りの理由として最も多いのは「良い会社だとは思ったが、いま買う理由(次に株価が動くきっかけ)が分からなかった」25.0%で、「資料を探したが必要なものが見つからなかった」14.9%を10ポイント以上引き離しています。探索や可読性に起因する詰まりは合計32.4%であるのに対し、納得に関わる詰まりは57.1%を占めます。資料にはたどり着いています。それでも判断できない、というのが多数派です。

第三に

企業が発信するIRイベントの大半は、投資家の買いの意思をほとんど動かしていない

調査対象とした16の出来事のうち「買い増したいと思う」が4割を超えたのは「増配・株主還元方針の強化」44.2%のみで、新しい中期経営計画の公表は73.6%が「投資判断には特に影響しない」と回答しました。さらに事業・子会社の売却(ネットスコア−14.4)、経営トップの交代(同−8.7)、遊休資産・政策保有株式の売却(同−3.5)は、むしろ慎重姿勢を招いています。

背景には投資家側の変化もあります。生成AIの利用者は全体の47.6%に達し、20代では88.2%、60歳以上でも31.3%です。高頻度利用者の55.6%が「1銘柄あたりにかける時間が減った」と答える一方、生成AI利用層は有価証券報告書を「最も信頼する情報」に挙げる比率が39.9%(未利用層22.6%)と高く、一次情報への需要はむしろ強まっています。読む時間は減り、読まれ方の要求水準は上がる。これが、いま情報の受け手側で起きていることです。

出典明記のうえ、図表を含めて自由に引用・転載いただけます。

過去の調査

ARCHIVE
第1回四半期定点調査

Ishare Investor Survey 2026 Q2

投資判断は、どこで止まるのか

公開日:2026.10.15 / 最新

第2回四半期定点調査

Ishare Investor Survey 2026 Q3

Coming soon

随時テーマ調査

Ad hoc Survey

Coming soon

インサイト

INSIGHTS

01|「見送り」は、最も熱心な投資家のところで起きている

情報不足による見送り経験(直近3か月)〔Q18×Q11〕

43.5%

「5回以上」「3〜4回」「1〜2回」のいずれかを選んだ人の割合(476人)。自分で業績を予想する層に限れば74.0%

設問〔Q18〕日本株の売買を検討していて、情報が十分に得られず、判断を先送りしたり見送ったりしたことは、直近3か月で何回くらいありましたか。
分析深度別に見た「情報不足による見送り」経験率〔Q18×Q11〕

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:Q11による分析深度別

経験率

(%)

該当層n

(人)

自分で業績を予想する層

74.0

384

アナリスト予想を参照する層

54.7

137

定量的な予想はしない層

20.4

573

080%

右列は各層の人数(Q11の該当者数)で、見送りを経験した人数ではありません。分析深度はQ11による分類です。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

分析を深める層ほど「情報不足」で見送っている

直近3か月に「情報が十分に得られず、判断を先送りしたり見送ったりした」経験がある人は43.5%(476人)でした。うち「5回以上」が10.0%、「3〜4回」が16.5%を占め、四半期に3回以上の見送りを経験した投資家が全体の4分の1(26.4%)に達します。この経験率は、投資家の分析姿勢によって大きく異なります。自分で業績を予想する層では74.0%、そのうちExcelなどで詳細なモデルを作る層では83.8%、生成AIをほぼ毎日使う層では85.8%に達する一方、定量的な予想をしない層は20.4%にとどまりました。見送りの多さは、その投資家の熱心さの裏返しでもあります。

02|手が止まるのは「情報の量」ではなく「いま買う理由」

「いま買う理由が分からない」(見送り理由の第1位)〔Q20〕

25.0%

「良い会社だとは思ったが、いま買う理由が分からなかった」の選択率(119人)。第2位の「資料を探したが見つからない」14.9%に10ポイント以上の差

設問〔Q20〕前問でお答えの、直近で判断を先送りしたり見送ったりした企業について、どこで手が止まりましたか。最も頻度の多いものを1つお選びください。
直近で判断を先送り/見送った企業について、手が止まった場所〔Q20〕

ベース:見送り経験者 n=476人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:構成比の降順

納得の問題(計57.1%)探索・可読性の問題(計32.4%)その他

構成比

(%)

回答者数

(人)

いま買う理由(株価が動くきっかけ)が 分からない

25.0

119

資料を探したが見つからない

14.9

71

成長の道筋が分からない

13.2

63

他社との優位性が分からない

12.8

61

内容が難しくて読み解けない

8.8

42

調べること自体をやめた

8.6

41

数字の前提・背景が分からない

6.1

29

情報はそろっていたが別の理由で見送った

4.0

19

第三者の分析が見つからない

3.6

17

その他

2.9

14

030%

納得の問題=いま買う理由/成長の道筋/他社との差/数字の前提。探索・可読性の問題=資料が見つからない/読み解けない/調べる前にやめた。各計は回答者数から算出しているため、表示値の単純合計とは一致しません。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

手が止まるのは「いま買う理由」が分からないとき

直近で投資判断を見送った1社について尋ねた結果、最も多かったのは「良い会社だとは思ったが、いま買う理由(次に株価が動くきっかけ)が分からなかった」25.0%でした。第2位の「資料を探したが必要なものが見つからなかった」14.9%に10ポイント以上の差をつけています。詰まりを性質で分けると、探索・可読性の問題(資料が見つからない/読み解けない/調べる前にやめた)が32.4%であるのに対し、納得の問題(いま買う理由/成長の道筋/他社との差/数字の前提)は57.1%を占めます。投資家の6割近くは資料にたどり着いており、それでも判断に至っていません。

03|見送りは中小型株に集中し、規模ごとに詰まる場所が違う

見送られた企業のうち時価総額1,000億円未満〔Q19〕

73.8%

「規模はわからなかった・意識していなかった」27.1%を除いた実数ベース。規模を認識できた347人のうち256人。全体(476人)に対する割合では53.8%

設問〔Q19〕判断を先送りしたり見送ったりした企業のうち、直近の1社について、その規模はどのくらいでしたか。
直近で判断を先送り/見送った企業の時価総額規模〔Q19〕

ベース:見送り経験者 n=476人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

時価総額100億円未満

13.7

65

100億円以上300億円未満

24.2

115

300億円以上1,000億円未満

16.0

76

1,000億円以上5,000億円未満

10.7

51

5,000億円以上

8.4

40

規模はわからなかった・意識していなかった

27.1

129

030%

上3区分の合計は256人で、全体(476人)に対しては53.8%。「規模はわからなかった・意識していなかった」129人を除いた347人に対しては73.8%です。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

企業規模別に見た「手が止まった場所」〔Q19×Q20〕

ベース:規模を回答した見送り経験者 347人 / 回答形式:単一回答(列%) / 単位:%(各列=当該規模の回答者を100とする)

単位:円

調べること自体をやめた

資料が見つからない

内容が難しくて読み解けない

他社との優位性が分からない

成長の筋道が分からない

いま買う理由が分からない

該当者数

Q20の選択肢のうち上位6項目を抜粋。枠線付きのセルは列内で最も高い項目です。母数が50人を下回る区分を含むため、参考値としてお読みください。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

見送られているのは中小型株に集中している

見送られた企業の規模を尋ねたところ、時価総額1,000億円未満が53.8%を占めました。最も多いのは100億円以上300億円未満(24.2%)です。「規模はわからなかった・意識していなかった」も27.1%あり、これを除いた実数ベースでは、規模を認識できた回答のうち73.8%が1,000億円未満でした。さらに規模別に「手が止まった場所」を見ると、構図が入れ替わります。時価総額100億円未満では「調べること自体をやめた」が21.5%と突出し、探索コストに見合わないと判断されています。100億〜300億円では「資料が見つからない」26.1%が最多で、探しには行ったものの到達できていません。一方、300億円を超えると「いま買う理由が分からない」が36.8%(300〜1,000億円)、42.5%(5,000億円以上)と最大の詰まりになります。規模が小さいうちは「見つけてもらう」ことが課題であり、規模が大きくなると「納得してもらう」ことが課題になります。

04|「株価の織り込み」が読めないとき、投資判断そのものが止まる

「織り込みを判断できない」層の投資方針未定率〔Q9×Q8〕

49.5%

「株価が何を織り込んでいるか、まったく判断できない」と答えた196人のうち、投資方針を「決めていない」と答えた割合。全体平均20.9%の2.4倍

設問〔Q9〕現在保有している日本株について、あなた自身の業績見通しと、いまの株価が織り込んでいると思われる水準を比べると、どちらに近いですか。
設問〔Q8〕今後3か月間の日本株への投資について、あなたの方針に最も近いものをお選びください。
株価の織り込み水準に対する認識別・今後3か月の投資方針〔Q9×Q8〕

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:Q9・Q8ともに単一回答 / 単位:%(各行の合計=100.0)

買い増しペースを上げる同じペースで買い増す様子を見る売却・現金比率を上げる方針を決めていない

自分の見通しの方が強気

n=189人

32.3
35.4
19.6
8.5

ほぼ一致している

n=433人

6.9
46.0
29.6
12.7

自分の見通しの方が弱気

n=276人

20.7
44.2
11.2
22.1

織り込みを判断できない

n=196人

12.2
31.6
49.5

Q8の「一部を売却して、現金の比率を上げるつもり」「大きく売却するつもり」は〈売却・現金比率を上げる〉に合算しています。構成比は四捨五入のため、合計が100.0にならない場合があります。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

「株価が何を織り込んでいるか分からない」と、投資判断そのものが止まる

なぜ「いま買う理由」が分からないのか。手がかりの一つが、株価の織り込み水準に対する認識です。自身の業績見通しと、いまの株価が織り込んでいると思われる水準を比べてもらったところ、「ほぼ一致している」39.6%、「株価より弱気」25.2%、「株価より強気」17.3%、そして「株価が何を織り込んでいるか、まったく判断できない」が17.9%(196人)でした。「織り込みを判断できない」層の49.5%が「方針を決めていない」と回答しました。全体平均(20.9%)の2.4倍です。この層で「買い増しペースを上げる」と答えたのはわずか1.0%。対照的に「株価より強気」と答えた層は32.3%が買い増しペースを上げると答えています。強気か弱気かという方向性以上に、「織り込みを読めているかどうか」が行動の有無を分けています。この認識は分析スタイルと結びついています。Excelで詳細なモデルを作る層で「判断できない」はわずか3.8%、逆に56.2%が「株価より強気」と答えました。一方、定量的な予想をしない層では25.1%が「判断できない」と回答しています。

05|株主還元以外のIRイベントは、買いの意思をほとんど動かしていない

「増配・株主還元方針の強化」への買い増し意向〔Q10〕

44.2%

16のIRイベントのうち「買い増したいと思う」が4割を超えた唯一の項目(484人)。第2位は通期業績計画の上方修正33.7%

設問〔Q10〕保有または注目している日本株について、次のことが起きた場合、あなたはどう受け止めますか。
IRイベント別・「買い増したいと思う」の選択率〔Q10〕

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:16項目それぞれ単一回答 / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

増配・株主還元方針の強化

44.2

484

通期業績計画の上方修正

33.7

369

四半期決算が市場予想を上回る

31.4

344

自社株買いの発表

31.4

343

新製品・新サービスの投入

27.5

301

大型受注・大口契約の獲得

26.5

290

月次売上高や主要KPIの改善が続く

26.1

285

新市場への参入・新規事業の本格展開

23.9

262

大型投資・設備投資計画の公表

21.2

232

主要株価指数への新規採用

19.0

208

M&Aの発表

18.6

204

新しい中期経営計画・経営方針の公表

16.9

185

アクティビストによる株式取得・株主提案

16.7

183

遊休資産・政策保有株式などの売却

16.5

181

事業・子会社の売却

13.4

147

経営トップの交代

10.5

115

050%

強調した「新しい中期経営計画・経営方針の公表」は、73.6%が「投資判断には特に影響しない」と回答しています。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

株主還元以外のIRイベントは、買いの意思をほとんど動かしていない

「買い増したいと思う」が4割を超えたのは「増配・株主還元方針の強化」44.2%(ネットスコア+36.9)のみでした。以下、通期業績計画の上方修正33.7%、四半期決算が市場予想を上回る31.4%、自社株買いの発表31.4%と続きますが、いずれも「投資判断には特に影響しない」が過半を占めています。とりわけ「新しい中期経営計画・経営方針の公表」は買い増し意向16.9%にとどまり、73.6%が「特に影響しない」と回答しました。さらに事業・子会社の売却、経営トップの交代、遊休資産・政策保有株式の売却は、むしろ慎重姿勢を招いています。これは施策そのものへの否定ではなく、翻訳の失敗(投資家に対するミスコミュニケーション)と見るべきでしょう。

06|評価軸は「配当・優待」に偏り、資本効率の言葉は届いていない

「資本効率の高さ(ROE・ROICなど)」を重視する割合〔Q6〕

8.6%

銘柄選択で重視する項目としての選択率(94人)。首位の配当利回り・配当の安定性49.5%の6分の1以下

設問〔Q6〕日本株の個別銘柄を選ぶとき、いま特に重視しているものを3つまでお選びください。
銘柄選択で重視する項目〔Q6〕

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:3つまでの複数回答(回答計は100.0を超える) / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

配当利回り・配当の安定性

49.5

541

株主優待

33.0

361

業績の成長性(売上・利益の伸び)

25.9

283

株価の動き(チャート・値動きの勢い)

24.1

264

株価の割安さ(PER・PBRなど)

23.7

259

収益性・利益率の高さ

19.5

213

財務の健全性(自己資本比率など)

19.2

210

属する市場やテーマの将来性

14.2

155

資本効率の高さ(ROE・ROICなど)

8.6

94

事業の競争優位性・参入障壁

8.2

90

自社株買いなどの株主還元姿勢

7.6

83

経営者・経営陣の質

4.6

50

あてはまるものは無い

4.1

45

050%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

年代別に見た分析行動と評価軸〔Q15/Q11/Q6〕

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:Q15・Q11 単一回答/Q6 3つまでの複数回答 / 表示順:年代別

生成AIを利用している自分で業績を予想する配当利回りを重視する

生成AI利用

(%)

自分で

業績予想

(%)

配当利回り

重視

(%)

20代
n=85人

88

71

31

30代
n=158人

75

60

37

40代
n=155人

63

44

51

50代
n=172人

39

28

49

60歳以上
n=524人

31

22

56

0100%

ティールの2本は分析行動の指標、グレーの1本は評価軸の指標です。分析行動は若年層ほど活発で、評価軸は高年齢層ほど配当に寄ります。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

銘柄選択の物差しは「配当」と「株主優待」に偏っている

首位は「配当利回り・配当の安定性」49.5%、次いで「株主優待」33.0%と、インカム関連の2項目が上位を占めました。一方、「資本効率の高さ(ROE・ROICなど)」は8.6%、「事業の競争優位性・参入障壁」8.2%、「経営者・経営陣の質」4.6%にとどまります。企業が資本コストと資本収益性の議論に資源を投じる一方で、個人投資家の評価軸はインカムとバリュエーションに置かれたままです。ただし一様ではありません。配当を重視する比率は20代30.6%に対し60歳以上55.7%。生成AI利用の有無で切ると、ROE・ROICを重視する比率はAI利用層14.6%に対し未利用層2.9%と5倍の開きがあり、資本効率の言葉が届いている層は自ら分析する層と重なっています。

07|信頼と接触のねじれ──最も信頼される決算資料ほど、詳しくは読まれていない

「決算短信・決算説明資料」を最も信頼する情報に挙げた割合〔Q13/Q14〕

39.1%

8つの情報源のうち首位(428人)。一方で「内容まで詳しく確認した」のは26.8%、31.6%は「利用していない」

設問〔Q14〕投資判断の材料として、最も信頼している情報の種類を3つまでお選びください。
設問〔Q13〕直近3か月、日本株の投資判断のために、次の情報をどのように利用しましたか。最も当てはまるものをお選びください。
情報源別の「詳読率」と「最も信頼する情報への選択率」〔Q13/Q14〕

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:Q13 単一回答/Q14 3つまでの複数回答 / 表示順:信頼選択率の降順

詳読率〔Q13〕最も信頼している〔Q14〕

詳読率

(%)

信頼選択率

(%)

決算短信・決算説明資料

26.8

39.1

会社四季報・株式情報サイト

32.3

34.7

有価証券報告書・統合報告書

27.1

31.3

新聞・経済メディアの記事

32.7

25.0

証券会社のアナリストレポート

27.6

24.8

決算説明会の動画・書き起こし

25.7

15.4

SNS・動画(X、YouTubeなど)

27.0

10.4

生成AIによる要約・分析

25.3

6.8

045%

詳読率=「内容まで詳しく確認した」+「確認し、実際に投資判断を変更した」。上4行は信頼が詳読を上回り、下4行は詳読が信頼を上回っています。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

信頼と接触の「ねじれ」──最も信頼される決算資料ほど、詳しくは読まれていない

決算短信・決算説明資料は「最も信頼する情報」として39.1%に選ばれ首位ですが、「内容まで詳しく確認した」人は26.8%にとどまり、31.6%は「利用していない」と答えました。有価証券報告書・統合報告書はさらに顕著で、信頼31.3%に対し未利用は37.7%に達します。逆にSNS・動画は信頼10.4%と低いのに詳読率は27.0%、生成AIによる要約・分析は信頼6.8%に対し詳読率25.3%でした。信頼していない情報ほど時間を使い、信頼している情報ほど読まれていない。この構造は、一次情報の「参照コスト」の高さを示唆しています。

08|生成AIが情報行動を組み替え、投資家の二層化が進む

投資における生成AIの利用率〔Q15〕

47.6%

投資の情報収集や判断に生成AIを使っている人の割合(521人)。20代は88.2%、60歳以上は31.3%。「使ったことがない」は49.7%

設問〔Q15〕投資に関する情報収集や判断に、生成AIをどのくらい使っていますか。
生成AIを使うようになって実際に起きた変化〔Q17〕

ベース:生成AI利用者 n=521人 / 回答形式:複数回答 / 表示順:Q15による利用頻度別

高頻度利用者 n=266人低頻度利用者 n=255人

高頻度

(%)

低頻度

(%)

1銘柄あたりにかける時間が減った

56

23

調べる銘柄の数が増えた

41

19

開示資料を自分で読む時間が減った

39

18

以前は見なかった資料も見るように

34

20

AIの分析をもとに投資判断を変えた

26

16

開示資料を自分で読む時間が増えた

26

14

特に変化はない

3

33

060%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

生成AIは「1銘柄あたりの時間」を削り、「見る銘柄数」を増やす

投資に関する情報収集や判断に生成AIを使っている人は47.6%(521人)でした。一方で「使ったことがない」が49.7%と、市場はほぼ二分されています。年代差は大きく、20代の88.2%が利用中である一方、60歳以上は31.3%にとどまりました。高頻度利用者では55.6%が「1銘柄あたりにかける時間が減った」、41.4%が「調べる銘柄の数が増えた」と回答。「特に変化はない」はわずか3.0%(低頻度層33.3%)です。ただし単純な省力化ではありません。生成AI利用層が「最も信頼する情報」に有価証券報告書・統合報告書を挙げる比率は39.9%(未利用層22.6%)で、AIを使う投資家ほど、AIそのものよりも一次情報を信頼しています。

09|相場観は明るいが、行動は動いていない

今後3か月「買い増しのペースを上げる」方針の割合〔Q7〕

9.0%

今後3か月の投資方針としての選択率(98人)。TOPIX全体の上昇を見込む48.9%との差は約40ポイント

設問〔Q7〕今後3か月について、それぞれどのように見ていますか。
設問〔Q8〕今後3か月間の日本株への投資について、あなたの方針に最も近いものをお選びください。
今後3か月の見通し〔Q7〕

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:2項目それぞれ単一回答 / 単位:%(各行の合計=100.0)

上昇するほとんど変わらない下落するわからない

日本株式市場
(TOPIX)全体

48.9
31.1
12.0
8.0

自分が保有して
いる日本株

46.2
38.2
7.4
8.2

「かなり上昇する」「やや上昇する」を〈上昇する〉、「やや下落する」「かなり下落する」を〈下落する〉に合算しています。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

相場観は明るいが、行動は動いていない

今後3か月の見通しを尋ねたところ、日本株式市場(TOPIX)全体が「上昇する」は48.9%、「下落する」は12.0%。自身の保有株についても上昇46.2%に対し下落7.4%と、センチメントは強気に傾いています。ところが実際の投資方針は動いていません。「買い増しのペースを上げるつもり」はわずか9.0%です。「新たな買い増しはせず、様子を見るつもり」31.9%と「これまでと同じペースで買い増すつもり」31.7%が並び、「決めていない」が20.9%。売却方針は合計6.5%にとどまりました。上昇を見込む人が48.9%いるのに、ペースを上げる人は9.0%。この40ポイント近い開きが、他のインサイトと接続します。市場に対する強気はすでに存在しており、それが個別銘柄への資金流入に変換されていないだけです。

総括|課題は「発信量の不足」ではなく「変換の不全」

CONCLUSION

本調査が一貫して示したのは、日本の資本市場における情報の課題が、発信量の不足ではないということです。企業は情報を出しており、投資家も信頼しています(決算短信・決算説明資料は「最も信頼する情報」の首位、39.1%)。それでも判断に至らないのは、開示された事実が「いま投資する理由」へと変換される最後の一段が欠けているためです。

調べ方と見送り

投資家への示唆

深く分析するほど壁に当たります。「調べたのに買えなかった」は珍しくありません(分析層74.0%)。どこで詰まったかを記録し、必要な情報を先に特定しましょう。

発行体への示唆

機会損失は関心の薄い層ではなく、最も熱心な投資家との間で起きています。IRの効果測定を接触量ではなく「判断に至れたか」で捉え直すことが重要です。

いま買う理由

投資家への示唆

「良い会社」と「いま買う理由」は分けて評価します。事業内容を理解しても、次に株価が動く材料が見えないなら、買わない判断も合理的です。

発行体への示唆

決算説明資料に「今後6〜12か月で確認できる変化」を時間軸つきで明示します。最大の詰まりは資料の不足ではなく、カタリスト(株価を動かす材料)の不在です。

企業規模

投資家への示唆

中小型株は規模ごとに詰まる場所が違います。300億円未満は「探索」、それ以上は「納得」が壁になります。調べる順番を変えると、無駄な探索を減らせます。

発行体への示唆

300億円未満は「見つけてもらう」ことへの投資を、1,000億円超は「納得してもらう」ことへの投資を優先することが、IR活動に対する投資対効果を高めるでしょう。

株価の織り込み

投資家への示唆

株価が何を前提としているかを言語化します。会社計画の前提(数量・価格・為替)を確認するだけでも、自分の見立てとの差分が測れるようになります。

発行体への示唆

会社計画の前提条件を具体的に開示することは、投資家に「現在、株価が織り込んでいる内容との差分」を測る最初の座標を渡す行為です。必ず、計画の前提を明示しましょう。

評価軸

投資家への示唆

配当・優待に偏った評価軸では、還元の持続性が業績と資本効率に支えられている点を見落としがちです。還元原資の裏付けまで確認したいところです。

発行体への示唆

ROE改善が配当の持続性や増配余力にどうつながるかまで翻訳して初めて、過半の個人投資家に届きます。形式的開示でなく、実態を伴った経営指針として再設計しましょう。

情報接触と生成AI

投資家への示唆

信頼している一次情報ほど読めていません。要約から入り、要点だけ原典で確かめる往復が現実的です。AIは入口として使い、検証は自分で行うのが有効でしょう。

発行体への示唆

構造化されたテキストと機械可読なデータは、最も濃く企業を見る層への直通経路になります。良いものも手に取られなければ意味はありません。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

調査概要

METHODOLOGY
調査名
Ishare Investor Survey 2026 Q2
調査主体・企画
株式会社Ishare
実査機関
株式会社ジャストシステム(Fastask)
調査目的
日本株の個別銘柄に投資する個人投資家について、銘柄選択の基準、IRイベントへの反応、情報源の利用実態、生成AIの利用状況、および情報不足により投資判断が成立しなかった局面を把握すること
調査手法
インターネットリサーチ(調査会社のモニターパネルを用いたクローズド型調査)
調査地域
全国
母集団・調査対象
日本株の個別銘柄に投資している18歳以上の個人
標本抽出方法
調査会社の登録モニターからの抽出
調査期間
2026年08月24日(月)〜08月26日(水)
有効回答数
1,101人(うち本レポートの集計対象は有効回答を得られた1,094人)
集計対象の定義
冒頭の調査趣旨説明(Q1)に対して「アンケートを開始する」を選択した1,094人。「アンケートを終了する」を選択した7人は集計から除外しています
集計方法
単純集計およびクロス集計。ウェイトバック集計は行っていません
調査頻度
四半期ごと(本調査は2026年第2四半期分)

回答者の属性

RESPONDENT PROFILE

※ 構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100.0にならない場合があります。

A-1|性別

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

男性

77.3

846

女性

22.7

248

080%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

A-2|年代

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

20歳〜29歳

7.8

85

30歳〜39歳

14.4

158

40歳〜49歳

14.2

155

50歳〜59歳

15.7

172

60歳以上

47.9

524

050%

平均年齢 55.3歳。60歳以上が47.9%を占めます。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

A-3|職業

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

公務員

4.4

48

経営者・役員

5.0

55

会社員(事務系)

20.0

219

会社員(技術系)

14.7

161

会社員(その他)

11.9

130

自営業

7.2

79

自由業

2.7

29

専業主婦(主夫)

6.6

72

パート・アルバイト

6.9

75

学生

0.5

6

その他

20.1

220

025%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

A-4|居住地域

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答(8地方区分) / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

北海道

3.0

33

東北地方

3.9

43

関東地方

46.0

503

中部地方

13.3

146

近畿地方

21.4

234

中国地方

4.6

50

四国地方

2.0

22

九州地方

5.8

63

050%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

A-5|日本株の投資経験B-1(Q2)と同一

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

1年未満

3.6

39

1年以上3年未満

9.6

105

3年以上5年未満

14.7

161

5年以上10年未満

16.9

185

10年以上20年未満

23.1

253

20年以上

32.1

351

035%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

A-6|保有銘柄数B-2(Q3)と同一

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

1銘柄

13.2

144

2〜5銘柄

33.2

363

6〜10銘柄

24.2

265

11〜20銘柄

16.5

181

21〜50銘柄

8.2

90

51銘柄以上

4.7

51

035%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

A-7|金融資産総額B-4(Q5)と同一

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

100万円未満

9.6

105

100万円以上300万円未満

10.3

113

300万円以上500万円未満

11.3

124

500万円以上1,000万円未満

12.6

138

1,000万円以上3,000万円未満

20.9

229

3,000万円以上

19.8

217

答えたくない

15.4

168

025%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

設問別 集計結果

TABULATION

※ 構成比は小数第2位を四捨五入しているため、合計が100.0にならない場合があります。

B-1|Q2:日本株の個別銘柄への投資経験はどのくらいありますか。A-5と同一

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

1年未満

3.6

39

1年以上3年未満

9.6

105

3年以上5年未満

14.7

161

5年以上10年未満

16.9

185

10年以上20年未満

23.1

253

20年以上

32.1

351

035%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-2|Q3:現在保有している日本の個別株式は、何銘柄ですか。A-6と同一

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

1銘柄

13.2

144

2〜5銘柄

33.2

363

6〜10銘柄

24.2

265

11〜20銘柄

16.5

181

21〜50銘柄

8.2

90

51銘柄以上

4.7

51

035%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-3|Q4:個別株投資で、ふだん想定している保有期間はどのくらいですか。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

1か月未満

2.7

29

1か月以上3か月未満

3.7

40

3か月以上6か月未満

5.4

59

6か月以上1年未満

8.1

89

1年以上3年未満

13.0

142

3年以上5年未満

10.9

119

5年以上7年未満

4.7

51

7年以上10年未満

3.5

38

10年以上

20.4

223

特にない

27.8

304

030%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-4|Q5:あなた個人が保有する金融資産の総額を教えてください。A-7と同一

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

100万円未満

9.6

105

100万円以上300万円未満

10.3

113

300万円以上500万円未満

11.3

124

500万円以上1,000万円未満

12.6

138

1,000万円以上3,000万円未満

20.9

229

3,000万円以上

19.8

217

答えたくない

15.4

168

025%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-5|Q6:日本株の個別銘柄を選ぶとき、いま特に重視しているものを3つまでお選びください。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:3つまでの複数回答 / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

配当利回り・配当の安定性

49.5

541

株主優待

33.0

361

業績の成長性(売上・利益の伸び)

25.9

283

株価の動き(チャート・値動きの勢い)

24.1

264

株価の割安さ(PER・PBRなど)

23.7

259

収益性・利益率の高さ

19.5

213

財務の健全性(自己資本比率など)

19.2

210

属する市場やテーマの将来性

14.2

155

資本効率の高さ(ROE・ROICなど)

8.6

94

事業の競争優位性・参入障壁

8.2

90

自社株買いなどの株主還元姿勢

7.6

83

経営者・経営陣の質

4.6

50

あてはまるものは無い

4.1

45

050%

3つまでの複数回答のため、回答計は100.0を超えます。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-6上|Q7:今後3か月について、それぞれどのように見ていますか。(TOPIX全体)

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

かなり上昇する

8.7

95

やや上昇する

40.2

440

ほとんど変わらない

31.1

340

やや下落する

10.8

118

かなり下落する

1.2

13

わからない

8.0

88

045%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-6下|Q7:今後3か月について、それぞれどのように見ていますか。(自分の保有株)

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

かなり上昇する

6.5

71

やや上昇する

39.7

434

ほとんど変わらない

38.2

418

やや下落する

7.0

77

かなり下落する

0.4

4

わからない

8.2

90

045%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-7|Q8:今後3か月間の日本株への投資について、あなたの方針に最も近いものをお選びください。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

買い増しのペースを上げるつもり

9.0

98

これまでと同じペースで買い増すつもり

31.7

347

新たな買い増しはせず、様子を見るつもり

31.9

349

一部を売却して、現金の比率を上げるつもり

5.1

56

大きく売却するつもり

1.4

15

決めていない

20.9

229

035%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-8|Q9:現在保有している日本株について、あなた自身の業績見通しと、いまの株価が織り込んでいると思われる水準を比べると、どちらに近いですか。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

自分の見通しの方が強気

17.3

189

ほぼ一致している

39.6

433

自分の見通しの方が弱気

25.2

276

まったく判断できない

17.9

196

045%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-9|Q10:保有または注目している日本株について、次のことが起きた場合、あなたはどう受け止めますか。(「買い増したいと思う」の選択率)

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:16項目それぞれ単一回答 / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

増配・株主還元方針の強化

44.2

484

通期業績計画の上方修正

33.7

369

四半期決算が市場予想を上回る

31.4

344

自社株買いの発表

31.4

343

新製品・新サービスの投入

27.5

301

大型受注・大口契約の獲得

26.5

290

月次売上高や主要KPIの改善が続く

26.1

285

新市場への参入・新規事業の本格展開

23.9

262

大型投資・設備投資計画の公表

21.2

232

主要株価指数への新規採用

19.0

208

M&Aの発表

18.6

204

新しい中期経営計画・経営方針の公表

16.9

185

アクティビストによる株式取得・株主提案

16.7

183

遊休資産・政策保有株式などの売却

16.5

181

事業・子会社の売却

13.4

147

経営トップの交代

10.5

115

050%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-10|Q11:個別株を分析するとき、将来の業績をどの程度ご自身で予想しますか。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

Excelなどで詳細なモデルを作る

7.3

80

主要なKPIや利益を簡易的に予想する

14.8

162

会社予想を自分なりに修正して使う

13.0

142

アナリストのコンセンサス予想を参考にする

12.5

137

定量的な予想はしない

39.8

435

当てはまるものは無い

12.6

138

045%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-11|Q12:新しい銘柄に関心を持つきっかけとして多いものを、3つまでお選びください。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:3つまでの複数回答 / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

新聞・経済メディアの記事や番組で

37.1

406

自分でスクリーニングして見つける

30.5

334

決算発表や適時開示を見て

25.8

282

証券会社のレポートや推奨で

25.0

273

日常生活で商品やサービスに触れて

24.3

266

SNS・動画で他の投資家が取り上げていたのを見て

16.5

180

知人や家族から聞いて

12.8

140

当てはまるものは無い

12.5

137

生成AIに相談・質問して

11.8

129

040%

3つまでの複数回答のため、回答計は100.0を超えます。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-12|Q13:直近3か月、日本株の投資判断のために、次の情報をどのように利用しましたか。最も当てはまるものをお選びください。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:8項目それぞれ単一回答 / 単位:%(各行の合計=100.0)

利用していない見出しや要約を確認内容まで詳しく確認確認し投資判断を変更当てはまるものは無い

決算短信・決算説明資料

31.6
34.6
15.9
10.9
7.0

有価証券報告書・統合報告書

37.7
26.8
15.1
12.0
8.5

決算説明会の動画・書き起こし

45.0
19.7
14.1
11.6
9.6

証券会社のアナリストレポート

37.9
26.1
17.4
10.2
8.4

会社四季報・株式情報サイト

31.0
29.1
20.4
11.9
7.7

新聞・経済メディアの記事

28.8
30.6
20.7
12.1
7.9

SNS・動画(X、YouTubeなど)

42.2
19.7
17.0
10.0
11.1

生成AIによる要約・分析

49.2
14.9
15.9
9.4
10.6

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-13|Q14:投資判断の材料として、最も信頼している情報の種類を3つまでお選びください。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:3つまでの複数回答 / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

決算短信・決算説明資料

39.1

428

会社四季報・株式情報サイト

34.7

380

有価証券報告書・統合報告書

31.3

342

新聞・経済メディアの記事

25.0

273

証券会社のアナリストレポート

24.8

271

当てはまるものは無い

17.6

192

決算説明会の動画・書き起こし

15.4

168

SNS・動画(X、YouTubeなど)

10.4

114

生成AIによる要約・分析

6.8

74

040%

3つまでの複数回答のため、回答計は100.0を超えます。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-14|Q15:投資に関する情報収集や判断に、生成AIをどのくらい使っていますか。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

ほぼ毎日使う

9.7

106

週に数回使う

14.6

160

月に数回使う

10.2

112

それ以下だが、使うことがある

13.1

143

以前は使っていたが、今は使っていない

2.7

29

使ったことがない

49.7

544

050%

利用者計(上位4区分の合計)=47.6%・521人。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-15|Q16:投資のどの場面で生成AIを頼りますか。特にあてはまるものを3つまでお選びください。

ベース:生成AI利用者 n=521人 / 回答形式:3つまでの複数回答 / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

銘柄探し・スクリーニング

42.6

222

個別銘柄の業績変化の背景分析

42.2

220

投資戦略やバリュエーションの検証

29.4

153

相場やマクロ環境の解説

28.4

148

IR開示情報の整理(要約・抜粋)

27.4

143

専門用語や会計処理の理解

26.3

137

その他

4.2

22

045%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-16|Q17:生成AIを使うようになって、実際に起きた変化として当てはまるものをすべてお選びください。

ベース:生成AI利用者 n=521人 / 回答形式:複数回答 / 表示順:構成比の降順

構成比

(%)

回答者数

(人)

1銘柄あたりにかける時間が減った

39.7

207

調べる銘柄の数が増えた

30.3

158

企業の開示資料を自分で読む時間が減った

28.6

149

以前は見なかった資料も見るようになった

26.9

140

AIの分析をもとに投資判断を変えたことがある

21.3

111

企業の開示資料を自分で読む時間が増えた

20.5

107

特に変化はない

17.9

93

AIの回答内容の検証が手間で効率化は限定的

11.7

61

その他

3.1

16

045%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-17|Q18:日本株の売買を検討していて、情報が十分に得られず、判断を先送りしたり見送ったりしたことは、直近3か月で何回くらいありましたか。

ベース:全体 n=1,094人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

5回以上

10.0

109

3〜4回

16.5

180

1〜2回

17.1

187

なかった

42.8

468

覚えていない

13.7

150

045%

上3区分の合計は476人で、集計対象n(1,094人)に対して43.5%です。

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-18|Q19:判断を先送りしたり見送ったりした企業のうち、直近の1社について、その規模はどのくらいでしたか。

ベース:見送り経験者 n=476人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

時価総額100億円未満

13.7

65

100億円以上300億円未満

24.2

115

300億円以上1,000億円未満

16.0

76

1,000億円以上5,000億円未満

10.7

51

5,000億円以上

8.4

40

規模はわからなかった・意識していなかった

27.1

129

030%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

B-19|Q20:前問でお答えの、直近で判断を先送りしたり見送ったりした企業について、どこで手が止まりましたか。最も頻度の多いものを1つお選びください。

ベース:見送り経験者 n=476人 / 回答形式:単一回答 / 表示順:調査票の選択肢順

構成比

(%)

回答者数

(人)

資料を探す前に、調べること自体をやめた

8.6

41

資料を探したが、必要なものが見つからなかった

14.9

71

資料はあったが、内容が難しくて読み解けなかった

8.8

42

事業の中身は分かったが、他社と比べて何が優れているのかが分からなかった

12.8

61

良い会社だとは思ったが、いま買う理由(次に株価が動くきっかけ)が分からなかった

25.0

119

これから何が変わるのか(成長の道筋)が分からなかった

13.2

63

数字の前提や背景の説明が足りず、業績が続くかどうか判断できなかった

6.1

29

自分の見立てを確かめる第三者の分析や見解が見つからなかった

3.6

17

情報はそろっていたが、別の理由で見送った

4.0

19

その他

2.9

14

030%

出典:Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)

前四半期比較

QUARTER ON QUARTER

Coming soon

データのダウンロード

DOWNLOADS
登録不要

詳細版レポート

設問文・図表・方法論を含む調査レポート全文をPDFで取得できます。検索エンジン・AIクローラーからも読み取れる形式です。

PDF をダウンロード
登録不要

Excel基本集計

全設問の単純集計をExcel形式で取得できます。ご自身で図表を作成いただけます。

Excel をダウンロード
要登録

個票データ・レイアウト

回答者ごとの個票データ(ローデータ)と、設問・変数の対応を示すレイアウト定義ファイルの一式を取得できます。

  • 個票データ(ローデータ、CSV形式/n=1,094)
  • レイアウト定義ファイル(設問・変数の対応表)

利用上の注意・引用について

TERMS

本レポートに掲載する集計結果および分析は、上記の調査設計に基づく2026年8月時点のものです。本調査は登録モニターを対象としたインターネット調査であり、標本は無作為抽出ではありません。日本の個人投資家全体の分布を推定するものではない点にご留意ください。

本レポートに記載された解釈および示唆は、集計結果に基づく当社の見解であり、特定の銘柄への投資、特定の投資行動、または特定のIR施策を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。

本レポートは四半期ごとに継続して実施する調査の第1回に当たります。Q18〜Q20の特設質問を除き、次回以降も同一の設問・同一の集計形式で報告する予定です。設問文や選択肢を変更した場合はその旨を明記します。

引用・転載時のお願い

本レポートの内容を引用・転載される際は、出典として「Ishare Investor Survey 2026 Q2(株式会社Ishare)」と明記してください。

<記載例> 株式会社Ishareが実施した「Ishare Investor Survey 2026 Q2」によると、個人投資家の43.5%が直近3か月に情報不足を理由として日本株の投資判断を見送っている。

本レポートに関するお問い合わせ

株式会社Ishare MAIL:info@ishare-emh.com

株式投資の
ディスカッションパートナーに

レポートと掲示板を行き来して、
多彩な視点を投資に活かす

Ishareを見る

プロの視点でIRから洞察を

投資家の視座を上げる ”IR資料AI分析エンジン”

Deemlyを見る